建物のおくまで光と風を導きくように設計しました。生活の中心となるスペースは中庭やテラスにやわらかくカバーされ、オープンさと落ち着きを兼ね備えた毎日が始まります。家型のボリュームに中庭やテラスを差し込むことで、気持ちよくなかとそとが入り混じります。
住宅街の中で気持ちよく外の時間が過ごせます。ランチやお茶、本を読んだり、昼寝をしたりなど生活の幅がぐっと広がります。テラスの壁や天井は室内と同じ白色とし、ウッドデッキにより部屋の床と高さを揃えることで、部屋のように利用できる心地よい場所です。
テラスと中庭がクッションとなり、周辺建物と適度な距離感が生まれ、互いに快適にすごせます。全方位に窓があり、部屋の隅々にまで光と新鮮な空気で満たされます。自然の光や風は閉じた部屋の人工照明や空調よりも遙かに気持ちが良いですし、自然エネルギーを利用した生活は省エネルギーにもつながります。
適度に囲まれることで室内のように利用できるオープンスペースは、自然に生活をそとへそとへと広げます。左側の壁の一部はステンレスメッシュとなっており、光や風を取り込みます。適度な厚みときらきらとした反射によりやわらかくカバーされるよう設計しました。オープンカフェのようなひとときを日常的に楽しめます。
テラスや中庭がクッションとなり、気持ちよく外へとつながります。植物やロールクスリーンにより、オープンの度合いは自在に調整可能です。リビングルームとダイニングルームは天井の高さを変え、変化を付けています。
引き戸の開け閉めによって、リビングルームとダイニングルームとを区切ることができます。用途や季節によってフレキシブルに利用できる使い勝手の良い空間です。引き戸は収納され、オープン時にはスッキリと片付きます。
隣との関係から壁を少し高めに設定し、利用しやすいスペースとしています。光を効率的に部屋の奥まで導くため、屋根の一部を空けています。
ダイニングルームよりキッチンを見る:キッチンは中庭、テラスに面し、気持ちよく料理が楽しめます。屋根に沿った伸びやかな空間として、変化と付けています。写真右側の窓は、隣の建物と互いに良い関係となるよう、フィックスの乳白色としています。やわらかい光を室内に取り込みます。
シンク正面には中庭とテラスに面した大きな窓を設け、素敵な眺めが楽しめます。陽当たりや風通しも良くキッチンを常に清潔に保てます。
気持ちよい眺めが楽しめます。テラスは軒と壁によって適度に囲まれ、陽射しが強い日や雨の日でも快適に外の時間を過ごすことができます。テラスの下は駐車場と中庭。
設計中はこうした模型を作成し、お客様と具体的なイメージを共有します。ご意見など伺い、改善を重ねながら設計を進めます。
お茶を飲んだり昼寝をしたり愛車を眺めたりと、そとでの時間を快適に過ごせます。2階テラスよりも落ち着いたスペースとなっており、周辺からの視線を気にすることなくゆっくりと外の時間が楽しめるよう設計しました。2階のテラスと1階の中庭という性格の異なる外部スペースを2種類備えることで、用途や気分、季節や時間によって外で過ごす場所を選ぶことができ、使い勝手が格段に広がります。
クローズされた中庭に面しているので、庭を眺めながらオープンにバスタイムが楽しめます。風通しも良く、いつも清潔な水回りです。収納を多く設け、洗濯機も収納内に設置しスッキリと片付きます。
明るく開放的。壁付きとなっておりお掃除も容易です。
駐車スペースとしてだけではなく、屋根付きの半屋外空間としてフレキシブルに利用可能です。
写真右手の駐車場上はテラスとなっており、十分な陽射しが差し込むよう設計しました。植物もしっかり育ちます。ドア右下はキャットドア。
中庭に面し、大きな窓から光と風が溢れます。スペースに余裕があるので、椅子やクッションを置いてお茶を飲んだり本を読んだりとリビングのようにも使えます。
正面は室内への入り口。上部のステンレスメッシュがやわらかく中庭を包みます。
天井高さや部屋のかたちを変えることでひと続きの一体的な空間に変化を付けています。ダイニングルームは少し天井高を押さえ、落ち着きのあるスペースとして計画しました。
陽射しの変化や季節の移り変わりといった自然を、住宅街の中でも毎日の生活の中で楽しむことができます。周辺の窓を避け、互いに気持ちよく生活できるよう、窓の位置や大きさを計画しました。
house ch を最後までご覧頂き、ありがとうございました!
photograph : Toshiyuki Yano
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